ADHD-RSで、親御さんにつけてもらった結果も担任の先生につけてもらった結果も似たような結果になれば、ADHDと診断するかどうかはそんなに迷わない
でも、時々結果が大きく異なるときがある
担任の先生は高得点をつけても、親御さんのつけた点数が低い、あるいは担任の先生のつけた点数が低くて、親御さんのつけた点数が高い。
そんな時は、ちょっと判断が難しくなる
そもそも、ADHDの診断基準は
A 不注意について 9つの症状のうち6つ以上を満たすこと
および/または 多動性および衝動性について 9つの症状のうち6つ以上を満たすこと
(症状の詳細は省略してます。ADHD-RSの項目と同じ)
B 不注意または多動性ー衝動性のうちいくつかが12歳になる前から存在していた
C 不注意または多動性ー衝動性のうちいくつかが2つ以上の状況(家庭、学校、職場、友人や親戚といるとき、その他の活動中)において存在する
D これらの症状が、社会的、学業的、または職業的機能を損なわせているまたはその質を低下させているという明確な証拠がある
E その症状は、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中にのみおこるものではなく、他の精神疾患(気分障害、不安症、解離症、パーソナリティ障害、物質中毒または離脱)ではうまく説明されない
となっていて、AからEのすべてを満たすことが条件。
Cの条件を考えると、2つ以上の状況で症状を認める、つまり、子供の場合は家庭と学校の両方で症状がなければならない
だから、親御さんも先生もADHD-RSで高得点をつけるときは2つ以上の場所で症状がある、と判断しやすいけど、どっちかで点数が低かったら、判断が難しい
そんな時は、限られた時間ではあるけれど、診察時の言動や心理評価や他の検査を受けるときの子供の様子を普段以上に参考にせざるを得ない。
そうして、自分自身の経験やスタッフの意見をもとに、ADHDと診断すべきかどうかを判断している
例えば小学校低学年くらいまでで、多動や衝動が強い場合
担任の先生がすごく困ってるのに、親御さんが「子供はこんなもの」と思っている場合もある。
逆に、親御さんがすごく困ってても、担任の先生は「低学年ならこのくらいの子もいる」と判断している場合もある。
私の経験では、最近は、担任の先生が困っているケースでは、診断や投薬が必要と感じることが多い
子供たちを集団で見ている先生たちには、ADHD特性(多動性、衝動性)がある子はわかりやすい
担任の先生のキャパによるところもあるけど、先生のキャパを広げるようにお願いするより、子供自身の特性を和らげてあげた方がうまくいくことが多いなぁと感じる
もちろん、治療の基本が「環境を整えること」だから、まずは診断をつけて担任の先生、学校に配慮をお願いすること、親御さんになるべく怒りすぎずに日常を過ごすよう伝えることが一番大切だとは思ってる。
素の子供たちが、ちょっとした配慮で適応できるのが一番理想なのかな。。
(続く)
いただきもの 梨とプルーンゼリー、台湾カステラとパン
栗ご飯のおにぎりもあったのだけど、食べてから写真を撮り忘れたことに気付いた
台湾カステラがふわふわで、とろけそうだった
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担任の先生は高得点をつけても、親御さんのつけた点数が低い、あるいは担任の先生のつけた点数が低くて、親御さんのつけた点数が高い。
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そもそも、ADHDの診断基準は
A 不注意について 9つの症状のうち6つ以上を満たすこと
および/または 多動性および衝動性について 9つの症状のうち6つ以上を満たすこと
(症状の詳細は省略してます。ADHD-RSの項目と同じ)
B 不注意または多動性ー衝動性のうちいくつかが12歳になる前から存在していた
C 不注意または多動性ー衝動性のうちいくつかが2つ以上の状況(家庭、学校、職場、友人や親戚といるとき、その他の活動中)において存在する
D これらの症状が、社会的、学業的、または職業的機能を損なわせているまたはその質を低下させているという明確な証拠がある
E その症状は、統合失調症、または他の精神病性障害の経過中にのみおこるものではなく、他の精神疾患(気分障害、不安症、解離症、パーソナリティ障害、物質中毒または離脱)ではうまく説明されない
となっていて、AからEのすべてを満たすことが条件。
Cの条件を考えると、2つ以上の状況で症状を認める、つまり、子供の場合は家庭と学校の両方で症状がなければならない
だから、親御さんも先生もADHD-RSで高得点をつけるときは2つ以上の場所で症状がある、と判断しやすいけど、どっちかで点数が低かったら、判断が難しい
そんな時は、限られた時間ではあるけれど、診察時の言動や心理評価や他の検査を受けるときの子供の様子を普段以上に参考にせざるを得ない。
そうして、自分自身の経験やスタッフの意見をもとに、ADHDと診断すべきかどうかを判断している
例えば小学校低学年くらいまでで、多動や衝動が強い場合
担任の先生がすごく困ってるのに、親御さんが「子供はこんなもの」と思っている場合もある。
逆に、親御さんがすごく困ってても、担任の先生は「低学年ならこのくらいの子もいる」と判断している場合もある。
私の経験では、最近は、担任の先生が困っているケースでは、診断や投薬が必要と感じることが多い
子供たちを集団で見ている先生たちには、ADHD特性(多動性、衝動性)がある子はわかりやすい
担任の先生のキャパによるところもあるけど、先生のキャパを広げるようにお願いするより、子供自身の特性を和らげてあげた方がうまくいくことが多いなぁと感じる
もちろん、治療の基本が「環境を整えること」だから、まずは診断をつけて担任の先生、学校に配慮をお願いすること、親御さんになるべく怒りすぎずに日常を過ごすよう伝えることが一番大切だとは思ってる。
素の子供たちが、ちょっとした配慮で適応できるのが一番理想なのかな。。
(続く)
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