最近参加した講演会で、同じ分野を専門にされている小児科の大先輩が言っておられたこと。。。


質疑応答で、抗ADHD薬の内服をいつやめていくかという議論になったとき、その先生は


「自分は、子供がだいぶ成長したと感じても、小中学生の間にお薬をやめさせよう、やめたらよい、とは思っていません。


義務教育というのは、自分からみると『定型に近付ける』ための期間になっている気がします。


だから、発達障害の子供たちにとっては大変な時期でもあります。


高校は、比較的似た者同士が集まり、過ごしやすくなります。


もちろん、子供たちが成長したということもありますが。


義務教育の間はお薬の力を借り、高校生になって、子供自身が自分で、もうお薬がなくても大丈夫と思えたら内服をやめるのが一番良いと思ってます」と言われた


なるほどな~、確かにな~と思った


それから、あらためて、義務教育の目標って何だろう?と疑問がわいた


ググってみると、一番に文部科学省のサイトが出てきた。



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う~ん。。。長くて読む気にならない


とりあえず、大先輩の先生が言われたように、「義務教育は定型に近付けるための期間」という見方はすごく納得ができた。


凸凹児たちにとって、義務教育期間の目標は、「定型化」ということか。。。


凸凹を長所として残しつつ、多数派に合わせた定型化も進める。。。


良いとこどりをできたらいいのに。。。