言語優位か視覚優位かということと、継次処理優位か同時処理優位かとはイコールではないけれど、重なる部分は多い




言語優位だと継次処理優位なことが多いし、視覚優位だと同時処理優位なことが多い


最近読んだ本で、あらためて継次処理と同時処理について知った。


まず、読者である大人のための得意な認知処理スタイルの判別方法が、すごくわかりやすかった


筆者が例にあげたのは3つ


時計、スケジュール、ナビ


時計では、デジタル派かアナログ派か。


デジタル派の人は、具体的な数字で、順を追って表示される方がわかりやすい。


アナログ派の人は、長針のつくる形や文字盤との位置関係から、瞬間的にパット見て時間を感覚的に理解しやすい。


つまり、デジタル派が継次処理優位、アナログ派が同時処理優位になる


それから、スケジュール管理では、時系列派かカテゴリー別派かが判別方法。


IMG_1390
時系列派の人は、日付・時間で管理したり、やるべきことを順番に把握したりすることが得意。


カテゴリー別派の人は、1週間、1か月など全体の予定が見渡せることが重視される。


つまり、分類したり、週単位・月単位と言った全体で把握したりすることが得意。


時系列派が継次処理優位、カテゴリー別派の人が同時処理優位


最後に、ナビについて。


目的地まで行くためにナビでは音声・文字ナビ派と地図ナビ派に分かれる。


音声・文字ナビ派では、「まっすぐに言って、2番目の角を右に曲がって。。」という説明がわかりやすい。


地図を見て理解するより、順番に言葉で案内された方がわかりやすい。


地図ナビ派では、言葉の説明よりも、地図をみて現在地と目的地とルートを一度に把握できる方がわかりやすい。


この場合、音声・文字ナビ派が継次処理優位、地図ナビ派が同時処理優位


継次処理も同時処理もどちらもあまり差がない「バランスタイプ」の人もいるけど、そういう人でもどちらかといえば得意なほうがあるらしい


筆者は、こんなふうに、物事のわかり方(認知の仕方)には、得意(強い認知処理)・不得意(弱い認知処理)があることを知らないと、「自分(の強い認知処理)がスタンダードだ」と思い込んでいて、無意識のうちに、他者を自分のスタイルに合わせようとしていると言っている


私自身も、本当に筆者の言うとおりだなぁと実感している


(続く)



IMG_1403


実家の庭の小さな野花とイチジクの夏実

白い小さなお花、なんて名前なんだろう


(↓応援お願いします
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキング