不登校の原因は多岐にわたるけど、その子のバックグラウンドが何であれ、「いじめ」が直接的なきっかけになる子供たちも多い

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発達相談外来でも、親や学校の先生がはっきり認識しているいじめエピソードを持つ子供たちと出会う。


ある親御さんから、いじめとの向き合い方について尋ねられた。



いじめを契機に不登校になった我が子を立ち直させるために、参考になればと本を読んだり、講演会に出かけたりされている







精神科の斎藤先生や林真理子さんの著書を読まれて、「いじめを受けた被害者がいじめを克服するためには、加害者の処罰が必要」と思われたようだが…


1年以上前のいじめについて、また学校で先生や相手の親御さんと話し合うエネルギーは無いし、本人も学校と関わることを拒否するから、どうすべきかわからないと



別の病院で相談した時も、精神科の先生から「戦うことにエネルギーを使うより、穏やかに日常を過ごした方が良い」と言われたけど、子供はもうずっと学校に足が向かないし、何に対してもやる気がなくて、ただただ毎日ゲームをしていて、本当にこのままでいいのか不安になるとも言われた。



いじめに向き合い戦うこととこのまま平穏?な日常を過ごすこと、今となってはどちらが正解なのか、この子にとって最適なのか、私にはわからない


ただ一つ言えるのは、いじめ以外の犯罪にしても常々思っていたのだが、何か犯罪が起きた時、日本の社会システムや風潮が、あまりに加害者に優しく被害者に厳しいことが多いという事実



この子の場合も、担任の先生や学校は「いじめ」を認識したけど、加害者に対する対応は「どうしましょうか?(加害者との)話し合いの場を設けた方がよいでしょうか?」と被害者であるその子と親御さんにその対応を問うてこられたようだが。。。


いじめがあったのなら、有無を言わさず加害者側が何らかの形で被害者に謝罪をするべきだし、加害者には何らかの罰が与えられるべきだと思う


学校はなるべく穏便に対処しようするから、結果的に被害者側が我慢を強いられることになる



被害者が学校へ行けなくなり、加害者が何事もなかったかのように過ごせるなんて、おかしいと思う



たとえ加害者が子供でも、むしろ子供だからこそ、いじめの重大性を、自分がやったことの罪深さをはっきり知らしめるべきなんじゃないのかな。


いじめられて苦しんだ子供たちが救われない今の風潮が、本当に悲しい





だいぶ前にこの記事を書き上げていたのだけど、タイムリーに?ニュースでいじめの話題が取り上げられてた






この人の過去のインタビュー記事を見たわけじゃないのだけど…



ニュースから得られる情報を見る限り、この人のように昔の悪事を「やんちゃしてました」くらいのノリで話せる風潮がまだまだあることが問題の一つだと思ってる


一方で、才能と人格は別だということも私なりにわかってはいるつもり。





この人にとって、どんな罰が適正なのか私にはわからないけど、被害者が受けた苦しみと同程度以上の苦しみを持たせられる罰が必要だと思う。


反省や更生は、その次の話。


でも、そうやって今より加害者を攻める風潮が強くなると、怒りの連鎖、報復の連鎖みたいになって、今よりも犯罪が増えてしまう可能性もある





難しいなぁ…






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ふるさと納税・メロン🍈


3個とも違う種類のメロンのようだ


あと1週間後が食べ頃らしい


楽しみだな



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